Q, レッドサンズってどんなチーム?

 週末になると、水色のユニフォームを着た子供たちが、宮下公園に集まってきます。1年生から6年生まで総勢60名以上の子供たちに、熱い思いを持った大人たちが熱心に指導をしています。各学年ごとにチームを構成し、指導者はOBだったり、お父さんだったり、もう子供を育て上げた人だったり、様々です。代表は弁当屋の親父でした。(後に野球に専念する為廃業)。少し口うるさいですが、子ども好きの良い親父です。文京区ではちょっと有名なお方です。

 Q, 入団資格について教えてください

 小学生なら男女を問わず、学校の制限もありません。毎週日曜日宮下公園に朝8時に集まります。土曜日や祝日は替わる場合があります。低学年のうちは体験入団をお勧めします。1ヶ月位様子を見てから判断しても良いでしょう。

 Q, 毎月の費用は?

 入会金2000円。毎月の部費は1500円、母の会費500円、合計2000円です。3ヶ月に1度交代で各学年のお母さんが集めます。その他に年に1度傷害保険750円、遠征に行く場合交通費として500円〜1000円程度集めることがあります。その他に合宿費、祝勝会費(大人のみ)などがあります。

 Q, どこで練習しているのですか?

 集合場所はいつも宮下公園で、朝8時が基本です。しかし宮下公園ではとても狭くて内野もとれません。低学年のうちは良いのですが、高学年になるとちょっと無理。良く行くところは秋が瀬公園グランド、六義園などです。あとはよその地区との練習試合などで荒川土手が多いかな・・・

 Q, 用具やユニフォームはどこで購入したらよいですか?

 グラブ、バット、スパイク等の用具は個人持ちになっていますので、近くのスポーツ用品店で購入してください ディスカウントショップなどで売られているものは、本格的な野球には適さないものがありますので注意してください。用具選びで判らない事があれば、監督やコーチに相談してください。入部が決まったら帽子だけは買っていただきます。。ユニフォームは低学年のうちはチームから貸し出しします。そして4年生になる前に、本格的に野球を続けようという意思のある人のみ申し込みを受けます。。その他アンダーシャツ、ストッキング、アンダーソックス、ストッキング止めなども同時に申し込みを受けまとめて注文します。また夏にTシャツ、冬にグランドコートの注文もまとめて受けています。

 Q, 試合はどのように組まれているのですか?

 大会(公式戦)は文京区軟式少年野球連盟の傘下で春、夏、秋に行われます。低学年(4年生以下)と高学年(5,6年生以上)で違いますが、上部大会につながるものもあり重要です。練習試合は監督が決めたり、各学年のコーチが決めたりします。最近では文京区以外のチームで、試合のみならず練習もできる環境にあるチームと組むようにしています。レッドサンズは試合のできるグランドを持っていませんので、こちらから出かけていきます。

 Q, 遠征はどのように行なっているのでしょうか?

 前の質問にあったようにレッドサンズにはグランドがありません。大会は文京区内で行われますが、練習試合等はよそに出かけていくことになります。その際は車で出かける事がほとんどです。車はコーチ以外にご父兄にお願いすることになります。子供達からは電車賃として交通費を徴収しますが、かかる経費(高速代、駐車料金等)以外は貯金しています。そのお金は飲み物やおやつ代などに回し、それでも余ったお金は子ども達のために有効に使わせていただいています。3月の父兄会で決算報告しています。

 Q, 保護者のお仕事は?

 レッドサンズには母の会があります。お母さん達の交流を図っていただくのにとても重要なものです。試合の時が腕の見せ所です。飲み物を出したり、タオルを配ったり、大声で応援する(夫婦喧嘩並に)などなど・・・。 審判に飲み物を出すのも大事な仕事です。相手チームに負けぬよう早く出すようお願いします。お父さんの場合は、とにかくグランドへ出てきてください。そして我が子とキャッチボールをしてください。子供の上達の早さが身をもって感じられ感動ものです。子供にとっても良い思い出になるでしょう。

 Q, 監督、コーチへの謝礼は?

 レッドサンズではその様なものは一切頂いておりません。謝礼をしたい気持ちは有難く頂戴しますので、その分子供たちに目を向けてやって下さい。きっと何者にも替えられない宝物が見つかるでしょう。

 Q, 練習中の健康管理はどうしていますか?

 夏場は特に水分補給が重要です。試合の時はお母さん方がチームで用意したジャグに、麦茶などの飲み物を用意してもらっています。練習では各自水筒を持参しますが、それだけでは足りませんので、有志の方にご協力して頂いています。また冬場はより良い状態で野球ができるよう、手袋着用や携帯カイロの使用を薦めています。

 Q, 野球以外に何か行事ごとはありますか?

 8月、夏合宿での花火大会、演芸会、スイカ割り、秋の運動会(学校行事、連盟行事)、12月、親子スポーツ大会、3月、6年生を送る会、その他季節によってバーベキュー、大会で上位入賞の際の祝勝会、忘年会、新年会など1年を通して楽しめます。                                                                                                               

 Q, 子供が野球をやっていて良かったことは? 

 たくさんのお母さんたちとお友達になれた事が一番の収穫です。そして夕食の時など、家族で野球の話題で盛り上がり、お父さんとの会話も増えました。監督やコーチの方たちも素敵な人ばかりです。それと、これは良いか悪いか分かりませんが、優勝という禁断の実?を食べてしまいました。でも優勝だけが全てではありません。頑張った子供たちには、心の中に優勝旗を揚げてあげましょう。

  Q, 逆に子供が野球をやっていて悪かったことは?

 日曜祝日に練習があると、家族で出かけられずつまらなくありませんか?。でも答えは簡単。家族揃ってグランドへ出かけましょう。ユニフォームや道具には結構お金がかかりますよね。でもグローブを持たずに野球は出来ません。新潟産コシヒカリから標準米へ、ビールから発泡酒へ。フルコースからアラカルトに替った事に気がついていないのは旦那だけ。冬の北風、夏の太陽で、シミ、そばかすが増えたような気がします。しかしそれは忍び寄る年齢のせいです。また子供たちと一緒にお菓子を食べたりして太ってしまう。でも冬のグランドでは脂肪も必要です。酒量が増えたような気がしませんか?でもそれは野球のせいではないと思います。子供がプロ野球中継を観るようになり、ゴールデンタイムの連ドラが観られなくなりました。

  Q, 子供の野球を100倍楽しむ方法を教えてください。

  早起きをして洗濯、掃除など家事を済ませておきましょう。グランドへ行っても家事が気になっていては野球に集中できません。早起きして家事を済ませておけば、心安らかに野球が楽しめるはずです。小さな椅子を買いましょう。釣りをする人が使うあの小さな椅子です。これがあればグランドは球場に早変わり。立って見るのも良いですが、ここは文字通り腰を据えてゆっくり見学しましょう。おいしいコーヒーを入れよう。家事も終わった。座る場所もある。そしたらここで一息コーヒータイム。(冬は熱燗という手もあり?)いつもより丁寧に入れたコーヒーをポットに入れてグランドへ。練習に精を出す監督、コーチ、子供たち、大変申し訳ありません。ちょっと休ませてください。子供にはカッコ良くユニフォームを着せましょう。ツギがあったって、古くたっていいのです。気合を入れてきちんと着ればどんな子供だってカッコ良く見えます。遠めにはイチローにだって見えますよ。子供の名前を覚えましょう。自分の子供の名前を知らない親がいないのは当たり前ですが、同じようにチームの子供たちの名前を覚えましょう。「○○クン頑張って!」と言う方が良いに決まっています。更に進んで試合前に「○○クン、調子はどう?」と声をかけ、肌のつや、毛並みをチェック。(おっと競馬じゃありませんョ)試合がますます面白くなることうけあいです。子供と一緒に夢を見ましょう。低学年の子供たちはほとんどがプロ野球選手になりたいと言います。良い事ですよね、夢を見るって。夢がかなってプロ野球選手になったあかつきには、契約金で家のローンも返せるしシャネル、エルメスも山ほど買えます。(ちょっと動機が不純ですね)さあ子供と一緒に大きな夢を見ましょう。

 Q, 完璧な野球少年の母親になる方法を教えてください。

 マイカーは自転車にしましょう。狭い都内、ゲリラ戦のように行われる試合や練習に行くのに自転車が大活躍します。これさえあればOK。前後に必ずカゴをつけて下さいね。特売菓子12個入りをすばやくキャッチしましょう。練習や試合が終わった後、お腹のすいた子供たちに配ります。いかに安く、上手においしい物を見つけられれるか、1つ余っても無駄、1つ足りなくては不公平、このあたりが主婦の腕の見せどころなのです。
世の中美白ブームですが、白ければ良いという訳ではありません。冬の木枯らし、夏の日差しも、そんなものが恐くて子供の応援などできません。顔のシミは輝かしい戦いの痕です。
飲むならやっぱりビールでしょう。そう、グランドで飲むビールは美味しい、特に試合に勝ったあとは格別です。もちろん空き缶はキチンと家まで持ち帰りです。最後の決め手は気力、体力です。遠投、走力、何をとっても子供には勝てませんが、気力、体力で子供になんか負けてはいられません。母は強いのです。       野球のルールを知らなくたって、プロ野球のセリーグとパリーグが全部言えなくたっていいじゃありませんか。さあ、皆で子供たちを応援しましょう。